新組織構築プロジェクト

新組織構築プロジェクト
新組織構築プロジェクト(イメージ)

17頭のラクダを3人の息子達に遺産相続するを検証する

”アラブのとある国のとあるところに、父親を亡くした三人の息子がいた。
父親は次のような遺言を遺していた:「私が死んだら、私の財産の半分を長男に、三分の一を次男に、九分の一を三男に、譲る。」
父親の財産とは、17頭のラクダであった。”
http://d.hatena.ne.jp/kuro-yo/touch/20080428/1209377177

長男は17/2
次男は17/3
三男は17/9
を貰えるということです。
1/2以外は割り切れないけど、とりあえず小数点以下第2位まで求めてみます。

長男は8.5
次男は5.66
三男は1.88

設問では賢者らしき旅人が、1頭を渡すことで

長男は18/2 = 9
次男は18/3 = 6
三男は18/9 = 2
という結論を導いていました。
但し、9+6+2は17であり、賢者らしき旅人の1頭が余るため、最後の1頭は返してもらいます。などとして一件落着っぽくしています。

これは公倍数を勉強するための手段であって、除算を勉強するための手段ではありません。

この問題は
1/2 1/3 1/9 という分数をどうすれば17で割れるかを考える問題ですが

最小公倍数を求めると

長男は9/18
次男は6/18
三男は2/18

となり、それぞれを足すことで17/18となるので、長男は9頭、次男は6頭、三男は2頭という話が成立するのです。
分数の足し算と最小公倍数を使うことで全部で17頭だということを教えてくれます。

17頭しかいないラクダを、18頭にする意味が出てきました。

この設問には、一点だけ大きな問題があります。それは性善説です。
旅人がくれたラクダ1頭を、なぜ3人が手放す必要があるでしょうか?

最後にその1頭を争って奪い合うという最悪のシナリオが発生します。

そうです、たかだか17頭の割り算が出来なかっただけで、3人の兄弟は争ったのです。愚かでしょう。その3人の兄弟が旅人からもらった最後の1頭を争わないわけがありません。
最悪は旅人をその場で殺しかねません。要らぬ火種を旅人は作ってしまったのです。

では、旅人が小数点以下第2位まで求める割り算が出来ていたらどうだったでしょう。
最初に戻ります。

長男は17/2×2+(余り)=17
次男は17/3×3+(余り)=17
三男は17/9×9+(余り)=17

長男は8.5×2+0=17
次男は5.66×3+0.02=17
三男は1.88×9+0.08=17

それぞれ、長男は8頭、次男は5頭、三男は1頭を先に分け合います。
17-8-5-1=3
残りは、余りの3頭ですね。
余り=17-17/2×2
余り=17-17/3×3
余り=17-17/9×9

それぞれの余りを
長男は8頭+1頭
次男は5頭+1頭
三男は1頭+1頭
とすれば、賢者らしき旅人が1頭を出さなくっても良かったことになります。

今回のケースでは、小数点以下の四捨五入でも均等に分け合う事は出来たでしょう。
よく見ると「余りは1」が成立している事になりますね。
MOD(17,2)=1
MOD(17,3)=1
MOD(17,9)=1

即ち
0.999…≒1は正しくなくって
0.999…≒0が正しく、(0.999…≒0)+(余り≒1)≒1となる。


さて問題です。
37頭のラクダを3人の息子達に遺産相続します。
長男に四分の一、次男に五分の一、三男に六分の一を譲ります。
旅人は何頭用意しなければならないでしょうか?

旅人の計算だと長男が1頭多く、三男が1頭少なくなり
私の計算だと三男が1頭多く、長男が1頭少なくなります。

三男を11頭にしてあげたい、長男の優しさがあるのです。

余りの15頭を三等分せずに
長男に3、次男に3、三男に2として振り分ければ
余りの7頭を
長男に1、次男に1、三男に1を振り分ければ
長男に1、次男に0、三男に0を振り分ければ
最後に3頭残って、
長男に15、次男に12、三男に10にはなりますね。

このブログの人気の投稿

Basic income and budget management of the company

全国民に毎月11万円、フィンランドが世界初のベーシックインカム導入を検討へ